サンライズ瀬戸・出雲
鉄っちゃんならずとも一度は乗ってみたい列車の1つではないかと。
チケットがなかなか取れないことでも有名だが、平日&このご時勢ということもあってか、チケットが取れたので、乗ることになった。
大阪を3/16 0:33(3/15 24:33)に発車予定の「サンライズ瀬戸」、乗車区間は大阪から横浜。大阪から乗る&横浜で降りるのはちょっともったいない気もするが、まあ一度は乗ってみたいと思っていたので。
B寝台が空いていたのだが、大阪から乗るとなんか損した気分なので、ここはノビノビ座席を取ることにした。ノビノビ座席はあくまで座席なので、寝台料金はかからず、特急料金だけで乗れることを、切符を買ってから知った。新幹線より安いやん。
乗車までのゴタゴタ
3/15(月)、大阪RUIDOでライブを観て、大国町のスーパー銭湯へ寄って汗を流してから、23時半頃大阪駅へ。
特急券はJR西日本のe5489で予約していたので、みどりの券売機で発券して…、と券売機が動いていない。
そこでみどりの窓口に向かったのだが、シャッターが下りている…。
どういうことだ?と思い、スマホでe5489のサイトにアクセスするも、「システムメンテナンスのため利用できない」とのメッセージが…。
おいおい!発券でけへんがな!!!
予約確認メールが来ていたのを思い出し、それを確認すると「受取時間 : 4:00~23:30」との記述が…。
マジか…詰んだ…orz
半分諦めの状態で、改札口に向かい、そこに居た駅員さんに事情を説明。
すると、なにやら電話をかけ出した。
しばらく待っていると、「裏で対応してみますので。」ということで、シャッターの下りたみどりの窓口の方に案内される。
案内される途中、駅員さんんと色々会話。
その中で、先日のダイヤ改正の関係で、みどりの窓口も閉まる時間が早くなったとのこと。なので、もう少し早く来ていても、結局発券はできなかった模様。
誰も居ないみどりの窓口に通され、予約情報をすべて伝えてしばし待つ。
しばらくして駅員さん再登場で説明を受ける。まとめると、
・予約情報は確認できた
・システムメンテナンス中なので発券はできない
・車内で特急料金を現金で支払ってくれ
・乗車券も発券できないので車内で合わせて購入してくれ
・手数料はかかるが予約分の特急券は払戻しされる
という感じ。そして、1枚の紙を渡される。
なんかレアなものをもらってしまった。
これを乗務員に見せれば切符が購入できるとのこと。ただし、車内で回収するので、サポートセンターの電話番号は控えておいてくれと。記念に取っておきたかったのだが残念だ。
乗車から寝るまで(ハイテンション)
とりあえずこれで無事帰られることになった。
一時はもう1泊せなアカンか…と思ってたので、本当に助かった。
対応してくださったJR西日本の駅員さんに感謝。
そのまま11番ホームへ。
大阪駅で見る「東京」行の文字、強い。
ここは雷鳥など東に向かう特急専用のホームなので、今ここに居る人はみんなサンライズに乗る人たちということになる。結構な数が居るんだなと。
「新幹線の最終には間に合わないが、翌日朝には東京に居ておきたい。」
「バスもあるし安いけど、やっぱりしんどいよね。」
こういう人が結構いるのかな?と。
3分遅れで大阪駅出発。
ノビノビ座席の1階ということもあり、加速の感じ方がなかなかすごかった。最高130km/hは新快速と同じなわけで、これが寝台列車で実現されているのがすごい。それでいてそんなにガタガタ揺れるわけでもなく、わりと気持ちよく眠れそうだ。
バイバイ大阪。次はGWですかね。
ほどなくして車掌さんが検札に来た。
先ほど発行してもらった連絡票を渡して事情を説明、すぐに対応して発券してくれた。
料金も支払ったので、とりあえず車内を散策w
B寝台の一室。このような空室が結構あった。予約サイトでは△になっていたのだが。
ブラブラしていると、10号車でラウンジを発見。本当はここで景色を眺めながら一杯やりたいところだったが、今日はちょっと呑みすぎたのと、早朝に起きないといけないのも考え、野菜ジュースを呑みながらしばし休憩。
そうこうしてると、ちょうど京都まで来たので1枚…まあ全然何かわかりませんが。
しかし、京都を通過するとか、なかなかけしからん列車ですな。
シャワー室なんかも行ってみたかったが、どうやら混雑しているとのことで今回は諦めた。
座席に戻って寝る準備。
ノビノビ座席は、フェリーの一般客室のようにもっと雑魚寝感があると思っていたのだが、窓側に仕切りがあるので、最低限のプライバシーは確保されている感じ。少なくとも隣で寝ていたおっさん(と思われる人)の顔は、一度も見ることはなかった。
シーツ付きの薄い毛布があったのだが、これは敷布団なのか掛布団なのかわからなかったが、周りを見るとみんなその上に寝ていたので、敷布団と判断。ってか、これ居る?w
とりあえず、おやすみ…。
おやすみ~おはよう、そして降車
なんか列車が止まる感じがして目が覚める。
シェードを開けて見ると、駅標は見えなかったが、なんとかく見覚えのある景色が…。おっと、豊橋まで来ましたか。
なお、豊橋は停車駅ではないので、ドアは開かない。乗務員交代だろう。
次に目が覚めたときにはもう小田原の手前だった。静岡などいくつか停車駅があったのだが、全く気付かなかった。
こんな早朝に相撲川を見るのは、2008年の正月、廃止間近の急行銀河に乗ったとき以来だ。
小田原からは貨物線を走っていることに気付く。まだ6時台で普通列車の本数はそれほど多くないはずだし、このまま行くと横浜に辿り着けないのでは?と思っていたのだが、茅ヶ崎を過ぎたあたりで渡り線2本を使って旅客線に移動。なかなか珍しいルートで、すっかり目が覚めたw
06:44、定刻で横浜に到着。通勤客が並んでいる中を降りていくのは、ちょっとだけ優越感。いやまあ、このあと自分も仕事なんですけど。
まとめ
列車の設備はさすがな感じだった。
ちょっと覗いたB寝台でもかなり快適そうだったのだから、もっとグレードの高いA寝台は、さぞかし快適なのだろう。
ノビノビ座席は前述のように寝台料金が要らない、つまりは座席なので、横になれるだけでもありがたいと思うべきなのだが、薄々の敷布団のみというのはちょっと…と思った。というか、布団よりも枕があると嬉しいかなと。下に敷いても硬さはほぼ変わらないし、上着で掛布団の代用もできるが、枕の代わりになるものはあまりないかなと。
あと、暖房の吹き出し口が2階に上がる階段の下にあり、直で上半身にあたるので、かなり暑かった。布団がないからという配慮からか、設定温度も高めだったような。
しかし、背中が伸ばせるのは前述のデメリットを大きく上回るメリットであり、それがこの料金と考えれば、十分なサービスだろう。
そして、予約関連ではJR西日本の方に本当にお世話になった。
深夜や早朝の列車に乗るときは、発券のこともよく考えておかないといけないのと、先日のダイヤ改正では、ダイヤ以外にも本当に色んな事が変わっていることを気にしないといけないことがよくわかった。
ワクチン接種が進むと、このご時勢も終わり、サンライズもまた予約の取れない列車となってしまうのかもしれないが、また乗りたいと思ったことは間違いない。
せっかくなら四国か山陰への旅行で使いたいなと。
そして、サンライズ本体の写真を全然撮ってなかった…www
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