甲子園で応援をしてくれたダンス同好会のイベントに出演したことで、高野連に処分されようとしている高校の野球部があるらしい。そのイベントが有料やったから、というのが理由とか。
学生野球憲章に「商業的利用の禁止」というのがあるらしいが、入場料500円のイベントで儲けなんかでんやろ。高野連は朝日と毎日から莫大なカネもらってるくせにwww
とにかく自分は「高校野球」が嫌いだ。
子供の頃は好きでよく見ていた。地元のPL学園が強かったこともあるし、友達のお兄さんが甲子園に出たりもしていた(PL学園ではない)ので、興味も結構あった。
いつものようにテレビで甲子園を観ていたあるとき、あの"事件"が起きる。松井秀喜5打席連続敬遠。
どのくらいの大騒動やったかはご存知の方も多いと思うが、誰もが敬遠をした明徳義塾をこれでもかというくらいにバッシングしてた。自分の印象では、最近の"炎上"など比にならないくらいやったかと。
まずこの時点で1つ疑問が。松井秀喜という史上稀にみる強打者と勝負しないことの何が悪いのか?別にわざとデッドボールにしたわけではない。4球投げてフォアボールになった、ただそれだけのこと。ルールにしたがって松井との勝負を避けた。
みんななんのために高校野球をやっているのか。もちろん勝つため。勝つために一生懸命練習している。
それなのに、勝つための作戦を実行したらたたかれる、あまりにも理不尽。
「卑怯」という意見が多数あったが、それを言うなら「送りバントやスクイズの方がよっぽど卑怯やがな。」と思ってたので「何言うてんのコイツら?」という感じやった。
まあ百歩譲って、世間一般やマスコミが騒ぐのは仕方ないとして、その後高野連までもが、明徳義塾の批判をしたのが、なんか悲しくなった。「ああ、高野連は学生を守ってくれへんねや」と。
そして、いや待てよと。コイツら学生にタダで野球させて、自分らは放映権やらスポンサー料やらで莫大な利益上げてるやんと。
その数年後、阪神大震災直後の、街はまだまだ瓦礫だらけの中、春の大会やるってなったとき、「高野連は拝金主義の塊」「学生や地域のことよりもカネ」と思うようになった。
勝つために頑張ってきたのに、勝つための行動をしたらたたかれる、ルール内にもかかわらず。ああ、「高校野球」というのは「野球」とは似て非なるスポーツなんやな、とある時から思うようになった。
そして、貴重なハイティーンの時期に3年間もこんなスポーツをせざるをえない日本の野球選手はかわいそうやなと。
サッカーは、Jリーグ発足以後、各クラブに下部組織がてきて、15歳を超えてからのサッカーを続けるための選択肢が高校のサッカー部以外にもできたわけ。しかし、野球は高校の野球部しか選択肢がない。
15歳までは、プロのジュニア、リトルリーグ、中学校と選択肢があるのに、15を超えたらそれがなくなる。女子にいたってはそこに参加する資格すらない。そして「高校野球」なる変なスポーツをやらされるとか、あまりに無駄。プロ野球も早くU18の下部組織を作って、有望な若者をどんどん集めるべき。
#NPB #高校野球 #高野連
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