スプツニ子!という東京藝大の助教授(後日訂正 : "准教授"が正しいです。もう10年以上前に"助教授"は廃止されているのですね。)をされているアーティストの方の講演を聞く機会があった。
私はこの講演を見るまで存じ上げない方でしたが、情熱大陸やNHKの色んな番組に出ていたらしいですし、TEDフェローとのことでそのあたりからご存知の方も多いのかなと。
非常に大きな括りにすると、「女性の権利」についての研究をされている方ということになるのだろうか。
こと「女性の権利」という話になると、男も女も感情的になりがちで、正直鬱陶しいしウンザリすることがほとんどだ。
だが、スプツニ子!さんはそこをテクノロジーで解決しよう、と非常に科学的な視点からの話をされる方だったので、非常に聞きやすくて理解しやすい公演だった。この辺はさすがTEDフェローというところか。
その話の中で、「テクノロジーの発展は主に男性視点で行われている」というところが非常に印象的だった。
自分はよく「テクノロジーの進歩は軍事とエロから」と言っている。あくまでネタで言っているのだが、そんなに的外れではないとも思っている。
その最たるはインターネットで、元々は軍事用に開発されて、その後の広まりは明らかにエロ画像・動画によるもの。
そう、まさに男性視点で発展していったわけだ。
講演内では、例として避妊用ピルとバイアグラが上げられていた。
女性の生理の諸症状を和らげる効果もあるピルは承認されるまでに20年もかかったが、男性のEDを改善するバイアグラはわずか半年で承認されたとか。
では、なぜテクノロジーの発展は男性視点中心になっているのか?
それは科学者(という言葉が適切かどうかはわからないが)の大半が男性だから。今でも大学の先生(特に理工系)や企業の研究職は、男性の比率が圧倒的に高い。
では、なぜ科学者の大半が男性なのか?
それは科学者を目指す女性が少ないから。少し前に「リケジョ」という言葉が流行ったが、そうやって特別な名前が付けられることが、人数が少ないことの証左。
では、なぜ科学者を目指す女性が少ないのか?
それは科学者になるための勉強をする女性が少ないから。大学の理工系や高専に女性が少ない、高校でも微積分や物理・化学を選択する女性は少ないのではないかと。
では、なぜ科学者になるための勉強をする女性が少ないのか?
…これが今の自分には分からない。
小学校の低学年くらいは科学に興味のある女の子も多いと思うのだが、中学くらいから一気に減っているような気がする。この時期の教育の問題なのかなぁ?となんとなく思うが、どうなのかな?
…う~ん、全然話がまとまってない(汗
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